
鉄路の最北端稚内から道央旭川に到着したスーパー宗谷2号
「スーパー宗谷」キハ261系です。
札幌と鉄路の最北端稚内を結ぶ現在特急線区としてもっとも新しい宗谷本線を行くディーゼル特急です。乗車したのは士別−旭川の僅か40分程度でしたが、自分の中では久々のヒットです。この気動車特急すごく良い!
エンジンは、N−DMF13HZH…ってことは13L6気筒。でありながら460ps!しかも一両に2台(除くキハ260−100)。基本編成4輌で、460×7=3220PSつまり一輌あたり800psオーバーですね。当日は増結され6輌だったので、増結のうち1輌がキハ260−100だったとしてもたった6輌全体で4600PS、DD51重連も凌ぎます。キハ82なら…キハ82で何両分の電源を賄えるのかわからないので即換算できませんがおそらく15輌相当ぐらいはあるでしょうね。空気バネの圧力調整による車体傾斜装置も備え最高速度も130km/hに達するそうです。因みにエンジンは直噴ターボのようで、”Z”がその意味?
かつて雪と20パーミルの勾配でC55・C57・D51等を苦しめた宗谷本線の難所、塩狩峠も姿勢を微妙に変化させ、流石にスピードは抑え気味ながらも、難無く、ぐいぐい越えていきました。カーブでの車体傾斜時に室内でも微妙に聞こえる「シュー」という動作音もカッコよかったです。
デンマーク国鉄との共同開発らしいですが、内外装も洗練されていてなおかつ既存のJR北海道の特急とも共通のスタイル(個人的にはその中でも一番カッコイイと思う。因みに261は正確にはJR北海道の所有ではないそうです)。乗っている限り気動車であることを忘れさせるくらいエンジン音は微かにしか聞こえませんでしたが(1エンジン車輛だったからか、沿線の雪が音を吸収してたからかも)、旭川を出発する音を聞くと勇ましいエンジン音を響かせていました。

Tilt261のロゴ入り(影で全然見えませんが)。幌付きの姿もなかなか
クリーム4号と赤2号に異常に執着のある世代としては、ステンレスの車体の特急には抵抗がありましたが、このスタイリングにあの性能なら許せますね。前頭部も妙に奇をてらうことなく貫通扉も設けた実用的なものでありながら極めて斬新でそれでいてしっかり優等列車に使われる鉄道車輛の顔をしています。
前述の通り、エンジンの出力もかなり高いレベルにあり、また鉄道車輛が走る地域としては世界的に見てもかなり寒さが厳しい地域で使われることを前提とした性能にも惹かれます。久々に乗って感動したJR車輛。またこの高性能ディーゼルカーが、最北の一系統限定運用というのも乗車意欲を掻き立てます。今度は札幌−稚内全線で乗ってみたいですね。 |